美容室やSNSで最近よく耳にする「マイクロバブル(ファインバブル)」。
「シャワーヘッドを変えるだけでサラサラ!」「毛穴の汚れがごっそり取れる!」と大人気!
でもね……最近、美容業界やネット上でこんな言葉をよく見かけません??
「マイクロバブルを入れたから、もう炭酸泉はいらないよね?」
「マイクロバブルで流せばカラーの残留アルカリも落ちるんでしょ?」
……はーい!はい!はい!はい!はい!ちょーっと待ってチョットマッテ!!
15年炭酸泉を使用してきた美容師としてハッキリ言わせてもらう!それ、大きな誤解です!!
先に言っておくと、マイクロバブルは素晴らしい技術だし、決して悪者でない。
美容師たちもその洗浄力には感動しています。
だけど、「カラーやパーマのダメージを抑える」「髪のpHを整える」という薬剤ケアに関しては、圧倒的に『炭酸泉』の勝利なんですわ。。。
今回は、理美容師でもなぜマイクロバブルと炭酸泉が混同されてしまうのか、その仕組みの違いと炭酸泉の絶対的な優位性を、専門用語を使わずに分かりやすく解説しますね!
結論:両者はまったくの「別物」です!
まず一番伝えたいのは、「どっちが良い・悪い」ではなく「目的がまったく違う」ということ。
一言で表すなら、これくらい違う。
- マイクロバブル = 【超高性能な高圧洗浄機】(物理的なアプローチ)
- 炭酸泉 = 【魔法の弱酸性コンディショナー】(化学的なアプローチ)
両者の根本的な違いを表にまとめてみた。

| 比較項目 | マイクロバブル(ファインバブル) | 炭酸泉(高濃度炭酸水) |
| 正体 | 水の中に**「空気の泡」**が浮いている状態 | 水に**「二酸化炭素ガス」**が溶け込んでいる状態 |
| 主な役割 | 物理的な洗浄(汚れを吸着して落とす) | 化学的なケア(pH調整)+血行促進 |
| 液性(pH) | 中性(ふつうの水と同じ) | 弱酸性(pH4.5〜5.5) |
| アルカリ除去 | 表面の薬剤を洗い流すだけ | 中和して無害化する |
| 引き締め | 効果なし | キューティクルをキュッと閉じる |
ね? まったく別物でしょ。
【ここが誤解】「マイクロバブルで残留アルカリが落ちる」の嘘
ここが一番知ってほしいポイント。
カラーやパーマをした後の髪には「アルカリ剤」という物質が残留します。
これが髪に残ると、髪が痛む原因になったり、色落ちが早くなったり、パーマがすぐ取れたりしてしまいます。
SNSなどでは「マイクロバブルで流せば残留アルカリもスッキリ!」と書かれていることがあるけど……
残念ながら、マイクロバブルでアルカリは中和できない!
なんで落ちないの?(素人目線で解説)
アルカリは、髪の内部と「化学的」にガッチリ結びついています。
- マイクロバブルは、どんなに泡が小さくても「ただのきれいなお水(中性)」です。
強烈なミクロの泡で髪の表面をゴシゴシ洗うことはできますが、染み込んだアルカリを化学的に消す力はありません。 - 炭酸泉は、二酸化炭素が溶けた「弱酸性のお水」です。
アルカリ性(アルカリ)に酸性(炭酸)をぶつけることで、化学反応を起こして中和(無害化)してくれるのです。

例えるなら、「油汚れがついたお皿を、冷水シャワーで力いっぱい洗う(マイクロバブル)」か、「洗剤を使って油を分解して落とす(炭酸泉)」かの違いです。
薬剤のケアには、絶対に「化学の力(酸性)」が必要なのです。
マイクロバブルの本当の凄さ!「悪者にするつもりはない」
ここまで読むと「マイクロバブルって意味ないの?」思うでしょう?そんなことはないんです!
マイクロバブルにはマイクロバブルにしかできない最高のメリットがあります。
1. 擦らずに毛穴の皮脂・汚れが取れる
マイクロバブルの気泡はマイナスの電気を帯びていて、プラスの電気を持つ「頭皮の皮脂」や「スタイリング剤の残り」を磁石のように吸着して浮かせます。
ゴシゴシ頭皮を擦らなくても汚れが落ちるため、頭皮にとても優しいです。
2. シャンプーの泡立ち・すすぎが劇的に早くなる
水流のパワーと微細な泡のおかげで、髪のすみずみまでお湯が行き渡ります。
シャワー時間を短縮できるので、エコなうえにお客様の首の負担も減ります。
「素肌と毛穴をまっさらにクレンジングする」ことにおいては、マイクロバブルは天才的に優秀なのです。
美容室のメニュー(カラー・パーマ)で「炭酸泉」が圧倒的に勝つ3つの理由
では、なぜカラーやパーマなどの「薬剤を使う施術」では炭酸泉が絶対に必要なのか?
その圧倒的な3つのメリットがこちら。
① ダメージの元凶「残留アルカリ」を瞬時に中和する
前述のとおり、炭酸泉は髪に触れた瞬間、アルカリ性に傾いた髪を髪本来の健康な状態(弱酸性=等電点)へ引き戻します。施術後のダメージ進行をその場でピタッとストップできるのです。
② キューティクルをギュッと引き締める(収れん作用)
アルカリ剤によってパカッと開いてしまったキューティクル。
炭酸泉を通すと、弱酸性の効果でキューティクルが自然にキュッと閉じます。
結果として、「カラーの色持ちが良くなる」「パーマのカールがダレずに長持ちする」「手触りがツルツルになる」という最高の結果につながります。
③ 本格的な血行促進効果(ボーア効果)
炭酸泉の二酸化炭素は、皮膚を通って毛細血管まで届きます。すると体が「酸素が足りない!」と勘違いして血管をガバッと広げます(これをボーア効果と言います)。
マイクロバブルのお湯による温熱効果とは違い、血管そのものを広げて血液ドバドバ状態にしてくれるので、頭皮や体がポカポカになります。
ちょっとした豆知識ですが、二酸化炭素はお湯よりも水のほうがたくさん溶けます。
温泉などで炭酸泉がぬるま湯なのはそのためです。
また、ボーア効果は10分ほどが身体に良いとされていますので炭酸泉の長湯は特に意味ありません。
まとめ:サロンで選ぶならどうすればいい?
最後に分かりやすく整理します!
- 【マイクロバブル】
- 目的:頭皮のクレンジング、皮脂汚れ除去、擦らないシャンプー
- おすすめ:頭皮のニオイが気になる方、シャンプーでスッキリしたい方
- 【炭酸泉】
- 目的:カラー・パーマのダメージ予防、色持ちUP、本格頭皮ケア
- おすすめ:カラー・パーマ・縮毛矯正をするすべての方!!

「マイクロバブルがあるから炭酸泉はいらない」ではなく、「汚れを落とすならマイクロバブル、薬剤から髪を守るなら炭酸泉」と覚えておいてくださいね!
最後に、なんでこんなに知ってるかって??
J’sは日本で最初に美容室に炭酸泉を導入したサロンの1つだからです。
15年以上前に長野でひっそりと炭酸と髪とダメージの重要性を研究していた人がいたんです。
その長い歩みを包み隠さず公開しているのでぜひご一読ください。
https://note.com/lotus_t2sys

僕はこの石川 東(いしかわ はじめ)さんと出会って今の僕があるって言っても過言ではないくらい、
僕の美容人生どころか人生に影響を与えてくれた1人です。
今ではその意志を受け継ぎ、事業の一部である全国の理美容室に炭酸ガスボンベを卸す事業を行っています。
昨今では酒屋さんに炭酸ガスボンベを頼んでいた理美容室が断られ始めてきています。
本来は理美容室に卸してはいけないのですが時代ですかね。当時はそれが許されていました。
J’sではガス会社と提携し、安心して注文、安全にガス専門配送業者が配送いたしますので
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