天然100%の化粧品登録のハナヘナを提供しています
インドで古来から伝わるアーユルヴェーダ(伝承医学)の代表的な薬草(ハーブ)です。
ヘナには「ローソニア」(2-ヒドロキシ-1,4-ナフトキノン / ヘンノタンニン酸)と呼ばれる赤色酵素色素が毛髪内のケラチンタンパクに吸着することで着色します。
簡潔に言うとヘナが髪の中に入ってくっついて色が出るということです。
ヘナが毛髪内部に吸着することで硬くなり、毛髪にハリ・コシを与える効果があります。
pH4~5の酸性で一時的に髪にきしみを感じますが、アレルギー反応が出ることがなく、髪と地肌を健やかに育むハーブです。
メリット
- 100%天然成分なので髪や頭皮にダメージがなくアレルギーをほとんど起こさない
- 紫外線から守る効果がある
- 毛髪のダメージホールに吸着することでハリ・コシを与える
- 頭皮のクレンジング効果がり、フケやかゆみを取り除く効果がある
- アルカリカラーからヘナへの移行は難しくない
デメリット
- 独特な匂い(牧草のような香り)がある
- ヘナ単品ではオレンジ色にしかならない
- 明るくすることが出来ないため、黒髪では色味を感じることができない
- 髪の毛が収斂(引き締まる)するためきしみを感じることがある
- 1週間ほどは色落ちする場合がある
- ヘナからアルカリカラーへの移行が難しい
市場に流通しているヘナは2種類あります
雑貨登録のヘナ
ヘナに化学成分などを混ぜていたり、何が混ざっているか不透明なもの。
医薬部外品、化粧品に登録できないため、理美容師がサロンで使用するのは法律上禁止になっています。
化粧品登録のヘナ
2001年の薬事法の規制緩和により、ヘナが化粧品として認証され、パッケージの成分表示には「ヘンナ」と記載されています。
ただし、化粧品登録の中にも100%天然成分ではないものも含まれるため、注意が必要です。
ヘナは自然の力で髪を健やかに育む、『人が草に寄り添う』ハーブです
100%天然のヘナやインディゴは人それぞれ発色の仕方、発色にかかる時間、染まり方が必ず違います。
最初にしっかりとご理解ください。 ヘナは決して優れたヘアカラーではありません。
- 染まり方は人それぞれ
- 黒髪を明るくすることができない
- 思い通りの色にはならない
- ヘナにインディゴをミックスすると染まり上がりは色が薄い
- ヘナ+インディゴは染めてから数日かけて色が変化してく
植物なので必ずしもこの色とはならないのが難点ではありますが「あなたの色」という点ではとても魅力的なものでもあります。
最近では天然100%のもので琉球ヘナや琉球藍、蓼藍など国産のヘナや藍が出てきており、これらもそれぞれ発色や特性が違いますがそれぞれの良さがあります。
今日では、ヘアカラーが染まりやすくなった分、ダメージが強くなったものも増えました。
もちろん成分が良くなって傷みにくいカラー剤が出ているのも事実ですがダメージは必ずします。
また、食生活や生活環境が昔よりも変わってきているため、髪の毛も弱くなったり、エイジング毛になるのが早かったり、ジアミンアレルギー(ヘアカラーで起こるアレルギー)と健康な髪、体質が減ってきています。
エイジング毛やグレイヘアをきれいに染める、アレルギーでもキレイな髪でいたい。
今一度考えてみてください。 なぜヘナを選ぼうと思ったのか?
ヘナはそんな想いを汲んでくれるメニューの1つになります。 J’sでヘナライフのお手伝いをさせて頂ければと思います。
天然100%のインディゴ(藍・青色)
インドで栽培されるマメ科の植物の一種で薄毛対策やホルモンバランスの安定の効果があると言われています。
インディゴはインディカンという水溶性の無色の成分ですが、水が加わることで(加水分解)インドキシルという成分に変わり、空気酸化することでインディゴという青い色素を持った成分になります。
この空気酸化の度合い(放置時間)と水分量によって色の濃さが変わってきます。
またインディゴの色素は還元菌という「菌」であり、溶く際に温度がとても重要になります。
pHが6と弱酸性なので地肌にも髪にも優しいのですが乾燥が早いので塗布した際に髪がツレて地肌が引っ張られてるように感じることがあります。
メリット
- 100%の天然成分で髪や頭皮にダメージがない
- ヘナと併用(混ぜる、重ね塗り)することでブラウンが表現できる
- 毛髪の引き締め効果によりトリートメントがのりやすくなる
デメリット
- まれにインディゴアレルギーを起こす場合がある(粉末を吸い込んでしまう)
- 明るくすることが出来ないため、黒髪では色味を感じることができない
- インディゴ単品では緑~青~紫っぽい色しか表現できない
- 空気酸化で色素が出てくるため、塗った当日ではなく数日してから髪に発色してくる
- アルカリカラーへの移行が難しい
- 放置時間中は人によっては頭皮に少しピリッとした感覚がでる
トリートメント効果でハリ・コシ・ツヤ感を
トリートメント効果がある「無色のヘナ」と言われますがヘナではありません。
マメ科の植物で便秘解消のお茶などに含まれる「センナ」の一種になります。
アワルの茎に多く含まれるアントラキノンやクリソファン酸が消炎、鎮静、抗真菌、抗菌の作用があります。
pHが2の酸できしみが強く出てしまうので油分系のトリートメントと併用するとアワルの良さがより出ます。
ヘナ、インディゴについてのQ&A
基本的に塗りやすい方で塗って構いません。
J’sでは濡らした状態で塗ります。
ヘナは塗るというより「置く、擦り込む」イメージでたっぷりと塗ってあげてください。
ヘナ自体が乾燥してしまうと浸透しづらいのでたっぷりと塗ることが大切です。
また毛流れそって塗ることで頭皮へのツッパリが軽減されます。
発色自体は10分ほどでします。 サロンでは40分~1時間ほど置きます。
セルフヘナの場合は3時間ほど置くとヘナが持つ油分と頭皮の油分が循環してツヤ感が増します。
自然のものなのでこれとは言い切れませんが、ダークブラウンならヘナ2のインディゴ8、ライトブラウンならヘナ4のインディゴ6を目安に混ぜています。
単純に濃く染まりますし、正直2度染めのほうが質感、ツヤ感もきれいです。
また、ヘナとインディゴの重ね塗りの場合はヘナを最初に塗ることが原則です。
これは発色の工程が違うため、ヘナの上からインディゴを塗ることできれいに発色します。
天然成分だからといって大丈夫とは言い切れません。
匂いや長時間の放置などヘナの成分とは関係のないところで不安要素は残ります。
妊娠期間中でも体調が良い時にされることをおすすめします。
ヘナやインディゴは人肌くらいのお湯(35℃〜40℃)で3.5倍から4倍で溶くとキレイに染まります。
サロンでの仕上がりもほとんどの人は実際は薄く仕上がります。
その後、数日で色味がしっかりと濃く発色してきます。
ご自身でしっかり発色させる場合は2、3日家で霧吹きで濡らして自然乾燥を繰り返すとしっかり発色します。